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問はず語り
「 愛情もほどほどに 」
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今日はちょっと駆け足で…。時間との勝負ですorz

恒例絵茶に悶え転げました!
羽根!羽根!鴉天狗佐助が一杯見れたんですよ!!うおおおお眼福です~vお狐佐助も大好きですが、天狗にえらいときめきます。山伏服にはあはあで(変態)。妖怪パロのお話も沢山出来ましたし、この萌えで暫く生きていけます!
お相手頂いた彩桐さん、りへさん、唯乃さん、有り難う御座いました!!

夏競馬が始まって寂しさ漂う我が家のお茶の間は、今のところ大河が頼みの綱です。
来た真田一家!やっとお爺ちゃん活躍してきたよ…!演じている俳優さんが好きな人というのも相まって、去年から待ってた甲斐がありました(ほろり)。これから奥さんともども武田軍の癒し系ポジ(前情報で癒しの存在って本当に書いてあったんです)を確立していって欲しいです。六連銭の由来エピソードは、「お前達は一度死んだ身だ、死んだ者は二度死なぬ(うろ覚え)」の言葉も印象的でしたが、何よりそれを言った御坊のキャラに惚れました。口が悪くて小気味よい性格、そんな素敵キャラ書いてみたい。
謙信は今回顔見せ程度で(笑)。恐らく、六月末辺りで前半戦終わってからかと。…BASARA玄謙も書きたいっす(どこまで雑食?)。

フォルダ整理も兼ねて、チカサス祭に送らせて頂いていたssをアップしました。本当はもう一本今週アップするつもりだったんですが、ネタがまとまらず見送りに…orz見切り発車で書くなと言う典型的な事例。いい加減、スランプ脱出したいです。


一応、予定してたネタは書こう、と言うかリハビリ兼ねて行事モノ話。小話とはちょっと言い切れない長さ…。今週分の新作更新と思って下さい。
父の日ネタで十勇士です。
日付内にアップできるか…(遠い目)



「お館様ぁぁぁぁぁっっ!!日頃この幸村を教え導いて下さり有り難う御座いますっ」
某の感謝の気持ち、受け取って下されぇぇっ

ドカッ

「幸村よっ、お前も日々真の男へと成長しているっ!だが、慢心するでないぞぉぉぉぉ」

ドコッ

「おやかたさまぁぁぁぁ」
「ゆきむらぁぁぁぁぁぁ」

ドカッ ドコッ バキッ

「一体、普段と何処が違うって言うんだい?」

今日も今日とて躑躅ヶ崎の館で繰り広げられる師弟の殴り合いに、今日も今日とて佐助は溜息を吐く。

一月は正月で年始めにと殴り合い
二月は節分で鬼に負けぬ男になれと殴り合い
三月は桃の節句で男には関係ないと殴り合い…

そんな具合で一年中殴り合ってるこの二人に、「父の日」というのは理由になっているのだろうか?
甚だ疑問に感じながらも、佐助は二人が力尽きるまで大人しく傍で控えていた。



「やはりお館様は男の中の男っ!あの熱い拳に俺は燃えたぎったぞ」
「はいはい、それはいつもの事でしょう、全く…。ところで今日は一段と派手にやられたじゃない?フラフラだよ」
「何の!これ位で倒れるようであれば、俺は修行が足りぬっ!」

―――あれで立ってる方が異常だろ

「まあ、海野のセンセイも詰めてることだし、手当はちゃんとしてもらうからね」

そんなことを話している内に、二人は邸へと帰り着く。
門を潜って佐助が主の帰りを奥に知らせるよりも早く、玄関から慌ただしい足音が聞こえてきた。

バタバタバタ

二人の足音が、寸分違わずきれいに揃って一人分に聞こえる。
そして、

『若あぁぁぁぁぁぁぁーー』

声も。

「おお、伊三に清海。今帰ったぞ」

勢いよく置くから駆けてくる幼い子等を、幸村は両手を広げて迎えようとする。だが、

「え、ちょ…止まれチビ共っ!今旦那はお館様とやってきたばかりで…」

二人の駆けてくる速度が尋常でないことに気付いた佐助は、制止の声をかけるが…

『いつも有り難う御座いますっっ!!』

ドコンっ

『あ…』
「旦那あぁ!!」

遅かった。
駆ける勢いが付加された渾身の体当たり(×2)によって、幸村は遠い遠い空に一瞬星になった。

三好伊三入道・清海入道。
十を少し出たばかりの十勇士最年少の兄弟は、同時に十勇士一の怪力であった。


「流石に先程の当て身は効いたぞ。成長したな、二人とも」
「何寝ぼけたこと言ってるの旦那!?十蔵が見つけなかったら危なかったんだよ」

三好兄弟に幸村が弾き飛ばされた後、佐助はその時邸に詰めていた十勇士を総動員して捜索に当たった。半刻後、遠目の効く筧十蔵によって発見され、今に至っている。
医師海野六郎の見立てによると、信玄との殴り合いの負傷を含めて全身打撲と肋骨にひびがいっていた。

「それにチビ共っ!」

キっと佐助は幸村の枕元に控える兄弟に向き直る。

「いくら真田の旦那が規格外に頑丈だからって、お前達が全力でぶつかったら危ないだろ」

「でも猿飛…」
「だけど佐助…」

大切な主を思わず傷つけてしまったことや、佐助に怒られたことで、幼い兄弟はしゅんと項垂れる。
いつもは揃う声もばらばらであった。

『拙/愚僧は』

「それに、旦那だったからこれ位で済んだけど、もし他の人間に当たっていたら…」
「そう二人を責めるな、佐助」
「旦那…」
「伊三も清海も悪気があってやったのでないことは、お前も分かっておるだろう?一体どうしたんだ?」

最後の言葉は兄弟への問いかけであった。
幸村に優しく顔を覗き込まれると、それまで項垂れていた二人は顔を見合わせ

「今日は『父の日』だから…」
「愚僧達、若に何かしたかったんです」

『若は我らにとって大切な「父様」だから』

「でも、何をすれば若が喜んでくれるか拙僧達では分からなくて…」
「それで愚僧達、若が館でお館様と楽しそうに殴り合ってるのを見て…」

『我らが全力でぶつかって行けば、きっと若も喜ぶと思ったんです』

「あぁ…」
その言葉に、佐助は軽い眩暈を覚えた。
―――どこで育て方間違ったんだろ、俺…
どこの国に、相手を殴るのが孝行だと言う人間が己の主以外にいるだろうか

「あのね、旦那とお館様のはただの…」
「そうか。二人とも、良い贈り物を考えてくれたな」
「へ?」

幸村の思わぬ言葉に、佐助は耳を疑う。

「俺はとっても嬉しかった」
「旦那?」

訝る佐助に幸村は緩やかに微笑み、

「日頃の他に、今日のような節目節目で俺とお館様が拳を交えるのは、互いの無事を喜んでのことなんだ」
「―――…」
「何時己も相手も命を落とすか分からぬ乱世だ。こうして殴り合えるのは互いに無事な証拠。それにお館様は…俺の拳を受け止められることで、俺の成長を感じ取って喜んで下さる。それが何より俺は嬉しい」
だから
「お前達が俺を跳ね飛ばせるほど無事に、そして強くなったことがとても嬉しいんだ」

何より「親」の喜びは、「子」が健やかに育つことだから

「ありがとう伊三、清海」

ふわりと幼い子等の頭を撫でてやった。
その柔らかさに二人は深く安心した。そして、

『…若あぁぁぁぁぁっ!』
「あ!だから旦那は今っ…」

佐助の制止は再び間に合わず、感極まった怪力童子二人は、ありったけの力で主に抱きついた。

ゴキっ

『あ!?』
「ぐっ…」
「あちゃ…」

鈍い音が室内に響くと、二人を抱えたまま幸村は頽れた。

「旦那ー!!」
『若!!』

取り乱す三人から少し離れた部屋の隅で、それまで黙って控えていた六郎は
「完全に折れましたね…」
どこか諦観の笑みを湛えて診断した。


後日
「しかし、この歳で子を持つ親の心を知るとは思わなんだ」
「…だったら、14、5で旦那の保護者になった俺の立場って何ですか?」
未だ添え木を当てて寝たきりの幸村は述懐し、身の回りの世話を焼く佐助は遠い目をした。
勿論、三好兄弟のみ面会謝絶であった。



何とか日付内に書き上がった…。えらい長いことにorz 趣味に走って詰め込みすぎました。一応父の日ネタ。
三好兄弟の設定を考えた時から父の日ネタを書きたいと思っていたので、何はともあれ書けて満足です。
気分転換にコメディ色の強いネタに。シリアスネタが行き詰まってたので、するする書けてえらいビックリ。mainの更新もこれ位楽に書けたらいいのに(遠い目)。
十勇士も増やしてみました。海野さんは勝手に医者(外科)設定。関節技が得意です。十蔵は銃使い故視力が良いと。因みに、佐助は相手の名前は呼びませんが忍と十勇士には名前で呼んでいたりします。好き勝手設定を弄くり倒しで。
拙宅で展開される十勇士は、ほぼ三好兄弟中心になりそうです。

ここまで読んで頂き、有り難う御座いました。
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