忍者ブログ
問はず語り
「 血は水より 」
カレンダー
09 2024/10 11
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
フリーエリア
最新CM
[11/03 のら。]
最新TB
プロフィール
HN:
葛西昭
HP:
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
最古記事
OTHERS
Powered by 忍者ブログ
Templated by TABLE ENOCH


×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

暑さでダウンして寝ていたらドタドタ足音が…襲撃されました。チビに。
伯母とイトコのお姉ズとチビが遊びに来まして、一気に女の座談会となりました。そしてチビとの電王トークは既に恒例となってます;;食玩人形を見せびらかされ、そして全員名前を言えた自分は年を考えねばと遠く後悔しています。そんな葛西さんは折り目正しいおデブとツンデレな桜井氏のゼロコンビが大好きです。
おチビ、今度はケータ○ス持ってこいよ(全く懲りてない)。
そしてお姉が子育て中に京極堂にはまったと言うのでスイッチ入りました。妖怪シリーズと巷説シリーズのリンクを語り、引いてるもう一人のお姉に二人で布教したり、金太郎の話から頼光四天王とご近所の某陰陽師まで…。血縁って恐えー。今まで互いに互いの趣味には関知してなかったのに、ここまでダブるとは;;多分自分、ここんちの母子両方でネタが話せると思います。
今まで清和源氏オンリーでしたが、今日の会話で多田源氏も気になり出しました(どこまで?)

絵茶にお邪魔してきました。美人さんがいっぱい拝めましたw(どこまでも視姦;;)。最近は特に賑やかなので、一層ほくほくしているのですが…めっきり身体が深夜耐久なくしてるので、日付変わって一時間がリミットですorz
お相手下さった彩桐さん、マリサさん、唯乃さん、蜜月さん、狼さん有り難う御座いました!!

予定通り(?)1000hitフリー終了でmainに収納しました。
痛々しい駄文を飾って下さり、有り難う御座います!!少しでも気に入って頂けたら幸いです。

最近なかなか書けないので、せめて小話を。見終わってからじわじわ妄想が湧いたと言うか、フィルターかかったと言うか…



昨日に引き続いてな『鉄コン筋クリート』ネタで二重パロです。
ネタばれはないと思いますが、これから読みたい方や本編のイメージを崩されたくない方はバックがお勧めで。その上断片的で本編見てないと分かりづらいものですが;;、それでも構わないと言う懐の広い方はずずいと下へどうぞ。
因みに武田軍とチカでパロってます。
佐助は13才 幸村は11才の子供設定で。

 

 

風呂から上がっても、一向にと言うより更に幸ははしゃぎ回って落ち着かない。

「幸、動くな、ほら足上げろ」

無邪気に笑う幸と、黙々と着物を着せていく佐助の姿を、縁側に座した信玄は目を細めて眺めていた。
そこには慈しみと何物かへの理解と、奥深い色を湛えていた。

「この乱世で穢れなく生きていける…不思議な童だ。己の身を守る術を知らぬ者はこの世では生きていけない。佐助、お主がおらなければとうに幸は死んでいただろうな」

「心配ないですよ、大将。幸は俺が守りますから。俺達も、この国も」

「そうですよ、お館様。アンシン、アンシン」

何の気概も衒いもなく、当然のこととして告げる佐助。
何もかも、承知するような幸。

その様はどこか―――

「それは、無理だろうな佐助」

「何故です?」

「―――…お主が分からぬなら、今は良い」

それを知るには気付くには
酷く時間と犠牲が費やされたけれど

 

 


「結局幸を死ぬほど酷い目に遭わせちまった…。幸を守る自信が俺にはもうないですよ、大将」

佐助が初めて零した嘆きであった。
何者も信じず、何者にも狎れぬ、ただ二人だけで跳んでいた鴉が流した涙であった。
それだけ幸/対の命は、核であり

「神とやらを信じてないけれど…どうやら俺から幸を取り上げるらしい」

「…あれはお主が考えているよりずっと強い。そしてお主は、己で思っている程逞しくはないな。儂の目には、今までずっと佐助が幸に守られて来たように映るが…違うか?」

何より包む腕であった。

 

 


「草鞋ぐれぇ自分で結べよ、幸」

「でも鬼殿、幸は何でも佐助にやってもらってた故」

ほら、出来たぞと草鞋を結び終えた大きな手に、小さな手が添えられる。そうして小さな子供の手がぐいと元親をひっぱる。

「おっ」

思いがけぬ力に、元親はよろりと前のめりに。
危ういところでバランスを保つと、ずんずん先を行く幸の背に問いかけた。

「心配じゃねぇのか、佐助の事?」

自分を捨てた対を。
守るためにと、突き放して元親に預けた佐助の真意を
この聡い子供が理解らぬはずはない。

「…幸は、いっぱいネジがないのです」

「ん?ネジって…」

唐突に告げられた言葉。
無心の奥から湧く
真理を呈した

「ココロのネジ。失敗しているのです。神様に、沢山」

両手は胸を、あちこちを。
深い虚ろを指す。
無心であることの
真白であることの代償を。

「失敗?」

「そして、佐助も。沢山、ネジがない。ココロのネジが沢山…」

「佐助も失敗しちまったのか、神様とやらは?」

「そう。…でも佐助のない所は、幸がいっぱい持ってた。幸が全部、持ってたんです」

彼らが対である由縁は

空白を

そしてこの子供は確かに

彼の鴉を収める鞘であり
守る盾であるのだ

 

 


本編の印象に残った部分を断片的につなぎ合わせたので、とっても分かりづらい事に;;
外見的に守ってる人間と守られてる人間が実際は立場が逆だという設定に激しく萌えます。
甲斐甲斐しく相方の面倒を見る主人公がオカン佐助に見えて…;;実はとっても幸村に
依存してる佐助というのが真田主従の理想だったりします。

ここまで読んで下さり、有り難う御座いました。

PR
COMMENTS
TITLE

NAME

MAIL

HOME

PASS
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
TRACKBACKS
PREV | 106 105 104 102 101 100 99 98 97 96 95 | NEXT
- HOME -
[PR]