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「 お出かけレポ4+小話 」
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曼珠沙華/彼岸花
あちこちで咲いてたのを色々撮ったり(曲輪より花の方が多かったorz)。
冗談みたいに深い堀の対岸にあったので正に彼岸の花。↑とは別の群生を補正かけて明度を反転させて遊んだらえらいホラーに…(ぶるぶる)。

そして、彼岸花咲く川辺で、同じように赤い服着た子供らを見て湧いたネタ;;



「見ろ伊三、綺麗な花ぞ」
「本当だ清海、曼珠沙華ぞ」
「若の様に真っ赤」
「若に差し上げたら喜んでくれるかな?」
『きっとそうだ!!』
「伊三、こっちを抑えていろ。手を伸ばせば取れる…」
「それは止めておきな、童共」
「?何故だ由利」
「いきなり出て来て何を言う、鎌之助」
「ハハ…折角人が忠告してやろうと言うのに、相変わらず礼儀を知らない餓鬼共だ」
『忠告?』
「曼珠沙華…彼岸花はあの世の花。手折った者は勿論、それを贈られた者も『向こう』
に連れて逝かれるぞ」
「う…嘘だ」
「花で人が死ぬものか!」
「出鱈目だと思うんだったら好きにしな。それでお前様達と一緒に若君が死んでも私は一向に構わないさ」
「!!若が…な、ならば止そう」
「別に、お前の言葉を信じた訳ではないからな、鎌之助。万が一若に何かあってはならないから…」
「そうそう、童は素直に大人の言うことを聞くものだ♪」
「…お前はいつも我等の邪魔ばかりするのだな、由利」
「凌霄花を取る時も、芥子の花を摘む時も、いきなりやって来て駄目だ駄目だと口煩い」
「由利のけちんぼっ」
「鎌之助の臍曲がりっ」
「おやおや、捨て台詞までよこされるとは、私も随分嫌われたな」
「お前がわざとそう言ってるからだろ」
「おや?聞いてたのかいコロ助」
「コロ助言うな!!『小六』は海野先生とかち合うから仕方ねぇけど、それは原型留めてないだろうがっ」
「『ろ』が残ってるじゃないか」
「それだけだろ…全く、それだからお前は誤解されるんだ。さっきもそうだが、何故清海達にちゃんと言わなかったんだ?」
『彼岸花は足場の悪い所に咲いて危ないから取るな』と
「凌霄花は毒が強いから、雨の日の後は花の下に立つと水滴が目に入ったら失明するとか、芥子はクスリでやばいとか…ちゃんと理由を言やあいつらも納得するだろ?それをわざわざ若旦那の名前出して脅かして…」
「理り分けて説くのも大事だが、脅かした方が手っ取り早いし、何より絶対近付かない」
お前が正にそうだったじゃないか
「そりゃそうだけど…餓鬼にはいいが、それでワリを食うのはお前だろ」
「―――……」
「ん?何だよ」
「…いや、コロ助は鍛冶の腕は未熟だが、良い子に育ったな~と」
「なっ…!俺はもう20だ!!何時までも餓鬼じゃない…って、頭撫でるな!頭!!」
「ハハ、私は嬉しいんだから素直に撫でられていろ」

小学生の頃「彼岸花はお母さんにあげてはいけないよ。あげたらお母さんは死んでしまうから」と、そんな噂がありました。毒でもあるのかと思ってましたが、よくよく考えてみれば、学校の近くにあったあの花はどれも水辺や足場の悪い土手に咲いていたので、きっと子供の水事故を避けるためだったんだろうなと。本人が危険な目に遭うより、親を持ってくるところがなんとも巧妙。そんな事を思い出しつつ。

ぼんやりぼんやり出てくる拙宅十勇士。鎌之助はちょっと損な性格なようで。
元は根来のご近所・雑賀衆の傭兵で、小六を子供の頃から弄って…もとい、面倒見ていた間柄。可愛い子はひたすらからかうが信条のいじめっ子。大鎌使いの彼としては、槍サイズの刃しか打てない小六に不満な模様。それをダシにからかってるのだから小六も苦労が絶えない絶えない…。
何だかんだと言いつつ残りは十蔵。さてネタがあればいいんですけど;;

ここまで読んで頂き有り難う御座いました。

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